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日の
東京外国為替市場ではドルが
買われ、
円相場は
去年4月以来、10
か月ぶりに
1ドル=112
円台まで
円安ドル
高が
進んでいます。21
日の
東京外国為替市場は
アメリカで20
日に
公表された
製造業の
景気指数などが
市場の
予想を
上回ったことで
海外市場でドルが
買われた
流れを
引き継ぎ、
円安ドル
高が
進んでいます。
また、
今後、
感染拡大によって
日本の
経済活動が
停滞することへの
懸念が
強まり、
円を
売る動きが
出ています。
市場関係者は「コロナウイルスの感染拡大では中国と地理的に近い日本の対応が注目され、海外の投資家を中心に日本市場への見方が厳しくなっていることで円を売る動きにつながっている」と話しています。
経済再生相「過度な動きは注視」
西村経済再生担当大臣は閣議のあとの記者会見で、「アメリカ経済について、いい指標が発表されており、基本的にはアメリカ経済は非常に強く引き続き堅調であるということを反映した、いわゆる『ドル買い』ということだと思う」と述べました。
そのうえで日本経済の先行きについては「新型コロナウイルスに対する懸念はあるものの回復基調にあるという認識をしており、そうしたファンダメンタルズ=経済の基礎的条件を反映したものであってほしいと考えているので、過度な動きについては、よく見ていきたい」と述べて、外国為替市場の動きを注意深く見ていく考えを示しました。