G7=
主要7か国の
財務相と
中央銀行総裁は
新型コロナウイルスの
感染拡大を
受けて3
日夜、
緊急の
電話会議を
開き、すべての
適切な
政策手段を
用いて
世界経済の
下振れリスクから
守るとする
共同声明を
発表しました。
新型コロナウイルスの
感染拡大を
受けて
世界経済が
減速する
懸念が
高まっているため、
G7の
財務相と
中央銀行総裁は、
日本時間の
3日午後9時ごろから、
緊急の
電話会議を
開いて
対応を
協議し、
共同声明をまとめました。
発表された声明では、「G7は新型コロナウイルスの感染拡大とそれが金融市場や経済状況に与える影響を緊密に監視している。下振れリスクに対応し力強い経済成長を達成するためすべての適切な政策手段を用いるというG7のコミットメントを再確認した」としています。
そのうえで、G7の財務大臣は、医療サービスを拡充する努力を強化するとともに、ウイルスへの対応を支援し、経済を支えるため、財政措置を含めた行動をとる用意があるとしました。
また、G7の中央銀行は、物価の安定と経済成長を支えるなどとしています。そして声明では、「タイムリーで効果的な施策についてさらなる協力を行う用意ができている」とし、各国が協調した政策対応について前向きな姿勢を示しました。
G7が、緊急の電話会議を開いて声明を発表したのは、4年前の2016年6月に、イギリスの国民投票でEU=ヨーロッパ連合からの離脱の方針が決まり、株価の急落と急激な円高が起きたとき以来です。