世界バドミントン
連盟は
新型コロナウイルスの
世界的な
感染拡大を
受けて、
今月16
日から
来月12
日にかけてのワールドツアーのすべての
大会を
中断すると
発表しました。
東京オリンピックの
代表は、
大会を
受けた
来月末の
世界ランキングで
決まる予定でしたが、
連盟は
代表選考の
扱いについて
改めて発表するとしています。
東京オリンピックのバドミントンの
各国の
代表は、
1年間の
国際大会で
獲得した
ポイントに
基づく来月30
日付けの
世界ランキングに
基づいて
選ばれることになっています。
代表選考が終盤を迎えるなか、世界バドミントン連盟は13日、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて、選手たちが入国制限を受けるなど試合への出場に困難を強いられている状況を考慮して、イギリスで開かれている全英オープンが終了したあと、今月16日から来月12日にかけてワールドツアーのすべての大会を中断すると発表しました。
日本代表は、この期間にマレーシアやシンガポールなどで行われる大会に出場するため、50日余りの海外遠征を予定していましたが、いずれの大会も開催が見送られ、急きょ全英オープンのあとに帰国することになりました。
東京オリンピックの代表選考では、女子ダブルスで日本は3つのペアが2つの枠を激しく争っていて、連盟は選考方法の扱いについて今後改めて発表するとしています。
代表争い 最もしれつなのは女子ダブルス
東京オリンピックのバドミントンの日本代表は、過去1年の国際大会で獲得したポイントに基づく来月30日付けの世界ランキングで決まり、シングルスは16位以内に入った選手のうち上位2人が、ダブルスは8位以内に入ったペアのうち上位2組が代表となります。
これまでに男子シングルスで桃田賢斗選手、女子シングルスで奥原希望選手と山口茜選手、ミックスダブルスで渡辺勇大選手と東野有紗選手のペアが代表入りを確実にしています。
一方、代表争いが最もしれつな女子ダブルスでは、全英オープンが始まる前の今月10日時点で、福島由紀選手と廣田彩花選手のペアが8万9158ポイントで日本勢で首位に立っています。
2番手は8万4093ポイントの永原和可那選手と松本麻佑選手のペアで、前回、金メダルの高橋礼華選手と松友美佐紀選手のペアは、7万3152ポイントで1万ポイント以上離されて3番手となっています。
来月12日まではワールドツアーのすべての大会が開催されなくなったため、日本代表の選考対象となる大会は、現時点で来月21日からフィリピンで行われる予定のアジア選手権だけで、この大会の優勝で得られるのは9200ポイントです。