新型コロナウイルスの
感染が
広がった
影響で、
利用が
落ち込んでいる
客室を
有効に
使ってもらおうと、
山形県米沢市の
ホテルでは、
中学生や
高校生などに
空いた
客室を
学習スペースとして
無料で
開放しました。
米沢市にある「東京第一ホテル米沢」では、今月5日から15日まで62の客室のうち28の客室を中学生や高校生などに学習スペースとして無料で開放しました。
15日も10人ほどの予約があり、午前9時ごろには市内の高校生が、早速訪れて、学校から休校中の課題として出された英語の問題集に取り組んでいました。
このホテルでは、新型コロナウイルスの影響で例年の同じ時期に比べて宿泊の予約が3分の1にまで落ち込んでいて、使用していない客室を有効に活用してもらおうと考えたということです。
ホテルでは感染防止のため、利用者にはマスクをつけてもらっていて、利用後は部屋を消毒しています。
これまでに6回利用した高校2年生の男子生徒は、「家だと家族もいてなかなか集中できませんが、ここは1人なので集中できます。機会があればまた利用したいです」と話していました。
このホテルは、今月23日から1か月間は在宅勤務をしている人などを対象にレストランを週に3日、ワーキングスペースとして無料で開放する予定だということです。