日本新闻: 下着工場でマスク生産ブラジャー素材の布で富山氷見

下着したぎ工場こうじょうでマスク生産せいさんブラジャー素材そざいの布ぬので富山とやま氷見ひみ

Mar 19, 2020 16:03

Furigana

全国ぜんこく各地かくちで新型しんがたコロナウイルスの感染かんせんが広ひろがるなか、マスクの品薄しなうす状態じょうたいを解消かいしょうしようと、富山とやま県けん氷見ひみ市しの縫製ほうせいメーカーではブラジャーの素材そざいに用もちいている、不ふ織お布ぬのを使つかってマスクの生産せいさんを始はじめています。

氷見ひみ市しにある縫製ほうせいメーカー「あつみファッション」は、繊維せんいを織おらずに布ぬの状じょうに加工かこうした「不ふ織お布ぬの」を用もちいて、ブラジャーなど女性じょせい用よう下着したぎの縫製ほうせいを手てがけています。

このメーカーでは全国ぜんこく的てきにマスクの品薄しなうすが続つづくなか、「不ふ織お布ぬの」が使い捨つかいすてのマスクに使つかわれていることから、女性じょせい従業じゅうぎょう員いんがマスクへの転用てんようを思おもいついたということです。

メーカーの工場こうじょうでは通常つうじょうの業務ぎょうむが終おわったあと、夕方ゆうがたからマスクを生産せいさんしていて、従業じゅうぎょう員いんがミシンを使つかってひもを縫ぬい付つける作業さぎょうなどを行おこなっています。

このメーカーでは地元じもとの氷見ひみ市役所しやくしょの窓口まどぐち業務ぎょうむを担当たんとうする職員しょくいん向むけに、およそ1000枚まいのマスクを納入のうにゅうすることにしていて、今後こんご、インターネットを通とおした一般いっぱんへの販売はんばいも検討けんとうしているということです。

「あつみファッション」の日ひ名田なだ城じょう宏ひろし営業えいぎょう部長ぶちょうは「マスクは品薄しなうすが続つづいているので、社会しゃかい貢献こうけんになればという思おもいで作つくりました。せきやくしゃみで飛ひまつを広ひろげないという役割やくわりは、このマスクでも十分じゅうぶんに果はたせるので、多おおくの人ひとに役立やくだててもらいたい」と話はなしていました。