自衛隊のイラク
派遣の
日報が
相次いで
見つかったことを
受けて、
野党側は、
真相解明のため、
衆議院予算委員会でこの
問題を
テーマに
集中審議を
行うことや、
稲田元防衛大臣らの
国会招致を
求めるなど、さらに
攻勢を
強める方針です。
保存されていないとしてきた
自衛隊のイラク
派遣の
日報が、
陸上幕僚監部などに
続き、
航空幕僚監部にも
残っていたことがわかり、
防衛省は、
陸海空すべての
自衛隊で、
改めて日報が
保存されていないか
調べることにしています。
これに対し、与野党双方から「シビリアンコントロール=文民統制を揺るがす、極めて深刻な問題だ」などと、防衛省に対する厳しい批判が相次いでいます。
与党側は、来週予定されている参議院決算委員会や衆議院予算委員会などの質疑を通じて、防衛省に事実関係を明らかにするよう求めていくほか、財務省の決裁文書の改ざん問題も踏まえ、公文書管理の在り方を見直し、再発防止策の検討を進めていくことにしています。
一方、野党側は、真相解明のため、衆議院予算委員会で日報問題をテーマに集中審議を行うことや、陸上幕僚監部などで日報が見つかった当時の稲田元防衛大臣や黒江前防衛事務次官、岡部前陸上幕僚長らの国会招致を与党側に迫るなど、財務省の決裁文書の改ざん問題などと合わせて、さらに攻勢を強める方針です。