全国で
相次いでいる
10代の
自転車事故の
うち、
ハンドルに
掛けた
傘などが
前輪に
巻き込まれて
転倒した
ケースが
多くを
占めていることから、
調査に
当たったNITE=
製品評価技術基盤機構は、ハンドルに
物を
掛けて
運転しないよう
呼びかけています。NITEによりますと、
昨年度までの
5年間に
報告があった
自転車事故の
うち、
年齢がわかっている
ケースを
見ると、
20代以上の
成人の
事故が
183件だったの
に対し、
10代の
事故は
74件に
上っています。
このため10代の事故の原因を調べたところ、走行中にハンドルに掛けていた傘や買い物袋などが前輪に巻き込まれたり、ライトを足でつけようとして靴が車輪に巻き込まれたりして転倒した事故が21件と最も多くを占めていました。
一方、20代以上でも、前輪に物を巻き込んだ事故は11件あったほか、電柱にぶつかったり段差を乗り越えたりした際に車体が変形したまま走り続けた結果、部品が壊れて転倒した事故が34件ありました。
NITEは、「ハンドルに掛けた荷物が巻き込まれると前輪が急にロックされて事故に直結するので絶対にやめてほしい。また、大きな衝撃を受けた場合は、車体に異常がないか販売店などで必ず点検を受けてほしい」と話しています。