アメリカの
女優が、ツイッターに
人種差別的な
投稿をしたことを
きっかけに、
出演する
人気コメディー
ドラマの
放送が
急きょ
打ち切られることになり、ソーシャルメディア
上の
差別的な
書き込みがもたらした
異例の
事態として、アメリカのメディアが
大きく
伝えています。
アメリカの
ドラマ「ロザンヌ」は、ことし
およそ20年ぶりにリバイバル
版の
放送が
始まった
人気コメディーで、
女優のロザンヌ・
バーさんが、
トランプ大統領を
支持する
女性を
演じ、
保守層を
中心にヒットし、
新シリーズの
放送も
決まっていました。
ところがバーさんは、29日、オバマ前大統領の上級顧問を務めていたアフリカ系の女性、バレリー・ジャレット氏についてツイッター上に「イスラム組織『ムスリム同胞団』と映画『猿の惑星』の子どもだ」などと人種差別的な内容を投稿しました。
その後バーさんは、「品のないジョークだった」と謝罪し、ツイートを削除しましたが、ドラマを手がけるABCテレビは「嫌悪すべき不快なコメントで、私たちの価値観に合わない」として放送を打ち切ることを決定しました。
これを受けてバーさんの所属事務所も契約の打ち切りを発表するなど批判が広がっていて、ソーシャルメディア上の差別的な書き込みがもたらした異例の事態として、アメリカのメディアは大きく伝えています。