アメリカ・カリフォルニア
州のマリブ
市は、
海洋汚染を
食い止めようと、
全米の
主要都市としては
初めて、
飲食店がプラスチック
製ストローを
客に
提供することを
禁止する
措置に
踏み切りました。
美しい
海と
砂浜で
知られるカリフォルニア
州マリブ
市は
1日、
市内の
飲食店が
使い捨ての
プラスチック製ストローを
客に
提供することを
全面的に
禁止する
措置に
踏み切りました。
全米の主要都市としては初めてで、市内にある大手コーヒーチェーンは、紙でできたストローに早速切り替えていましたが、対応が間に合わず、ストローを置いていないスムージー専門店もありました。
仮に違反すると、飲食店には最大で500ドル(およそ5万5000円)の罰金が科されます。
環境保護団体などの試算によりますと、アメリカでは毎日、5億本のプラスチック製ストローが使われていますが、小さいためにリサイクルが進まず、海に廃棄されて汚染を招いているということです。
ワシントン州シアトル市も来月1日から、プラスチック製ストローの提供を全面的に禁止するほか、サンフランシスコとニューヨークの市議会にも同様の措置を盛り込んだ条例案が提出されています。
また、カリフォルニア州は、客から要請されないかぎり、プラスチック製ストローの提供を禁止するという法案を州議会で審議しており、全米でこうした動きが広がっています。