フランスの
民家の
屋根裏で
靴の
空き箱に
入っていた
花瓶が、18
世紀の
中国 清朝の
時代に
作られた
磁器だったことがわかり、パリで
競売にかけられ、
およそ21
億円で
落札されました。
落札されたのは、18
世紀の
中国 清朝の
皇帝、
乾隆帝の
時代に
作られた
磁器の
花瓶です。
花瓶は、高さおよそ30センチで、松のそばで鹿が戯れたり鶴がたたずんだりする様子が色鮮やかに表現されていて、一部には金の装飾も施されています。
パリで12日に行われた競売にかけられたところ、1620万ユーロ、日本円にしておよそ21億円で落札されました。
オークションの運営会社によりますと、花瓶はフランスの民家で屋根裏を掃除していたときに靴の空き箱に入った状態で見つかり、持ち主はこれほどの価値があるものとは知らずに、地下鉄に乗って持ち込んだということです。
そして、専門家が鑑定した結果、清朝の乾隆帝の時代に作られたものとわかり、これまで知られていない模様も施されていたということです。
オークションの運営会社の担当者は「花瓶を見た全員がその美しさに驚がくした。ミケランジェロかレンブラントの作品と見間違えるほどだった」と話していました。