経済的な
理由からエアコンの
使用を
控える人も
多い中、ちょっとした
工夫でエアコンを
効率的に
使うことが
できると
専門家は
指摘しています。
消費生活アドバイザーの
和田由貴さんによりますと、
外から
帰ってきたときは、エアコンを
つける前にまず、
窓を
開けたり
換気扇を
回したりして、
部屋にこもった
空気を
外に
出すことが
大切だということです。
エアコンから出る冷たい風を部屋全体に行き渡らせるために、風向きは「水平」に、風量は「自動」に設定すると、効率がいいということです。
また、設定温度は変えなくても、風量を強くすると体感温度を下げられるほか、扇風機と併用することで、冷たい空気を循環させることができると指摘しています。
さらに、室外機の吹き出し口を塞がないように、すだれやカバーなどで覆うと、直射日光が当たらず、熱を排出しやすくなり効率的な運転につながるということです。
このほか、外出する際にカーテンを閉めて直射日光が部屋の中に入らないようにすることや、炊飯器や電気ポットなどの保温機能の電源を切っておくことも効果的だとしています。
和田さんは「効率的に使えば、エアコンは思ったよりも電気代はかかりません。エアコンを我慢して体を崩すようなことがあってはならないので、無理をせず快適に過ごしてほしい」と話していました。