日本新聞: 豪雨の被災地町内会長が早めの避難呼びかけ広島坂町

豪雨ごううの被災ひさい地ち町内ちょうない会長かいちょうが早はやめの避難ひなん呼よびかけ広島ひろしま坂ざか町まち

Jul 28, 2018 11:07

Furigana

台風たいふう12号ごうの接近せっきんに備そなえ、これまでの豪雨ごううで大量たいりょうの土砂どしゃが流れ込ながれこんだ広島ひろしま県けん坂ざか町まちの小屋こや浦うら地区ちくでは、町内ちょうない会長かいちょうが地域ちいきを回まわって早はやめの避難ひなんを呼よびかけました。広島ひろしま県けん坂ざか町まちの小屋こや浦うら地区ちくでは、記録きろく的てきな豪雨ごううで15人にんが死亡しぼう、１いち人にんが行方ゆくえ不明ふめいになっていて、川かわや住宅じゅうたくの周まわりには、流れ込ながれこんだ土砂どしゃが今いまも残のこっています。

台風たいふう12号ごうの接近せっきんによって雨あめが降ふると、土砂崩どしゃくずれや川かわの氾濫はんらんなど二に次じ災害さいがいが起おきるおそれがあることから、79世帯せたいを受け持うけもつ中本なかもと道良みちよし町内ちょうない会長かいちょう（67）は28日にち朝あさ、地域ちいきを回まわって早はやめの避難ひなんを呼よびかけました。

中本なかもとさんの町内ちょうない会かいでは半数はんすう近ちかい38世帯せたいで床上ゆかうえまで土砂どしゃが押し寄おしよせ、一時いちじは多おおくの住民じゅうみんが避難ひなん所しょに身みを寄よせていましたが、今いまは自宅じたくの２に階かいで暮くらす人ひとも少すくなくないということです。

中本なかもとさんはこうした住民じゅうみんを中心ちゅうしんに、速すみやかに避難ひなんできるよう荷物にもつをまとめておくことや、危険きけん性せいを感かんじなくてもできるだけ早はやめに避難ひなんするよう声こえをかけていました。

自宅じたくの２に階かいで生活せいかつを続つづけている53歳さいの女性じょせいは「土砂どしゃが雨あめでまた家いえに入はいってくるのではないかと心配しんぱいしています。天候てんこうを見みて早はやめに避難ひなんしようと思おもいます」と話はなしていました。

中本なかもとさんは「追い打おいうちのように台風たいふうが接近せっきんしているが、家族かぞくを守まもるために早はやめに避難ひなんしてもらえるよう、意識いしきを広ひろめていきたい」と話はなしていました。

避難ひなん所しょを新規しんき開設かいせつへ

台風たいふう12号ごうの接近せっきんに伴ともなって広島ひろしま県けんでも、非常ひじょうに激はげしい雨あめが予想よそうされていることから坂ざか町まちは、28日にち午後ごご４よん時じに新あらたに５ごか所かしょの避難ひなん所しょを開設かいせつすることを決きめ、早はやめの避難ひなんを呼よびかけています。

新あらたに避難ひなん所しょとして開設かいせつするのは坂さか小学校しょうがっこう、坂さか町立ちょうりつ図書館としょかん、横浜よこはま小学校しょうがっこう、広島ひろしま翔しょう洋よう高校こうこう、県営けんえい・町営ちょうえい平成へいせいヶ浜はま住宅じゅうたく集会しゅうかい所しょの５ごか所かしょで、いずれも28日にちの午後ごご４よん時じから利用りようすることができます。