豪雨の
影響で
大量の
土砂が
流れ込んだ
広島県竹原市の
寺では、
墓石の
半数ほどが
倒れたり
流されたりしたままになっていて、
寺は
檀家に対し、
お盆の
墓参りを
控えてほしいと、
苦渋の
呼びかけをしています。
竹原市では、
先月の
豪雨で
住宅およそ1000
棟が
水につかった
ほか、
JR呉線が
運行ができなく
なるなど大きな被害が
出ました。
こうした中、市内の忠海中町の寺「地藏院」では、裏山が崩れて大量の土砂が流れ込み、300ほどある墓石のおよそ半数が倒れたり流されたりしました。
今も土砂を取り除くことができないうえ、復旧のめども立たないことから、寺は全国の檀家に対し、今月の墓参りを控えてほしいと手紙を書いて苦渋の呼びかけをしています。
地藏院の植田宗實住職は、被害が出たときの状況について「ゴロゴロと雷のような音を立て、怖さを感じる間もないほどあっという間に土砂が流れ込んできた。700年以上続く歴史のある寺なので、何としても復旧させたいが、今後のことは全くの白紙だ」と話していました。