日本新聞: 新型コロナ医療・介護従事者の感染原則労災に厚労省

新型しんがたコロナ医療いりょう・介護かいご従事じゅうじ者しゃの感染かんせん原則げんそく労災ろうさいに厚あつ労ろう省しょう

Apr 29, 2020 16:04 1

Furigana

厚生こうせい労働ろうどう省しょうは新型しんがたコロナウイルスに感染かんせんした場合ばあいの労災ろうさい認定にんていの考え方かんがえかたをまとめ、医療いりょう、介護かいご従事じゅうじ者しゃは、仕事しごと以外いがいでの感染かんせんが明あきらかな場合ばあいを除のぞいて原則げんそく、労災ろうさいと認みとめることを決きめました。また、その他そのたの仕事しごとでも接客せっきゃくなどで感染かんせんリスクが高たかい場合ばあいは、感染かんせん経路けいろが分わからなくても個別こべつに判断はんだんすることにしています。新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだいに伴ともない、感染かんせん経路けいろが特定とくていできないケースが増ふえる中なか、医療いりょう現場げんばなどでは労災ろうさいが認みとめられないのではないかといった不安ふあんの声こえが上あがっています。

厚生こうせい労働ろうどう省しょうがまとめた新型しんがたコロナウイルスをめぐる労災ろうさい認定にんていの考え方かんがえかたによりますと、医師いしや看護かんご師しなどの医療いりょう従事じゅうじ者しゃ、それに介護かいご従事じゅうじ者しゃについては、仕事しごと以外いがいで感染かんせんしたことが明あきらかな場合ばあいを除のぞいて原則げんそく、労災ろうさいと認みとめるとしています。

また、それ以外いがいの仕事しごとに従事じゅうじする人ひとについても、職場しょくばで複数ふくすうの感染かんせん者しゃが確認かくにんされた場合ばあいや、客きゃくと近ちかづいたり接触せっしょくしたりする機会きかいが多おおい場合ばあいは、業務ぎょうむによって感染かんせんした可能かのう性せいが高たかいとして感染かんせん経路けいろが分わからなくても個別こべつに判断はんだんすることにしています。

具体ぐたい的てきには小売こうり業ぎょうのほか、バスやタクシーなどの運送うんそう業ぎょう、育児いくじサービス業ぎょうなどが想定そうていされているということで、症状しょうじょうが出でるまでの潜伏せんぷく期間きかんの仕事しごとや生活せいかつ状況じょうきょうなどを調しらべ、業務ぎょうむとの関連かんれん性せいを判断はんだんします。