兵庫県は
休業要請に
応じず、
店名を
公表した
パチンコ店のうち、
1日の
時点で
営業を
続けている
神戸市内の
3つの
店に対し、
新型コロナウイルス
対策の
特別措置法に
基づくより
強い行政措置と
なる休業の「
指示」を
出しました。
休業の「
指示」が
出されるのは
全国で
初めてです。
兵庫県は、
休業要請に
応じない
県内の
7つの
パチンコ店について、
先月下旬新型コロナウイルス
対策の
特別措置法の45
条に
基づき、
店名を
公表しました。
県によりますと、その後、4つの店は休業しましたが、残りの3店は1日も営業を続けていることが確認されたということです。
このため1日午後、特別措置法に基づくより強い行政措置となる休業の「指示」を出しました。
対象となるのは、神戸市灘区の2つの店と神戸市長田区の1つの店で、休業の「指示」が出されるのは全国で初めてです。
休業の「指示」が出された神戸市灘区のパチンコ店には、午後1時ごろ、兵庫県の職員数人が入り、新型コロナウイルス対策の特別措置法45条に基づいて休業を指示する書類を店側に手渡しました。
県の職員は記者団に対し、「特別措置法に基づいて、店に休業を指示する書面を渡しました。その場で店側から返答はなかった」と話していました。
店は午前10時に開店して、大勢の客でにぎわっていて、NHKの取材に対し「何もお答えすることはできない」と話しています。
店が開いていれば来てしまう
パチンコ店を訪れた40代の男性客は「強制的に営業をやめさせないかぎり、自粛しない店があるのは当然だと思います。仕事ができなくなり暇なので、店が開いていればパチンコをしたくなってしまう。強制的に営業をやめさせるしかないと思います」と話していました。
大阪から来た50代の男性客は「店が開いていなければ来ることもないが、開いているという情報があったので来ました。開いている店があれば人は来てしまうと思うので、休業指示を出すタイミングが遅いと思います」と話していました。