神奈川かながわ 自宅じたく療養りょうよう者しゃが「陰性いんせい確認かくにんの検査けんさ必要ひつよう」と訴うったえ 新型しんがたコロナ

手洗てあらいやうがいを徹底てっていし、マスクもつけて生活せいかつしていましたが、先月せんげつ上旬じょうじゅんに39度どを超こえる熱ねつが出でて、その後そのご、嗅覚きゅうかくの異常いじょうなどもあったということです。

女性じょせいは、当時とうじの症状しょうじょうについて、「夜中やちゅうも眠ねむれないほどの高熱こうねつで目めの奥おくも熱あつかったです。体からだの節々ふしぶしが痛いたみ骨ぼねが折おれたのかと思おもうぐらい痛いたく、どんな体勢たいせいでいても痛いたみがありました。治なおるかどうかただ不安ふあんでした」と振り返ふりかえりました。

神奈川かながわ県けんは医療いりょう崩壊ほうかいを防ふせぐため、軽症けいしょうの人ひとは原則げんそく、自宅じたくか県けんが指定していした宿泊しゅくはく施設しせつで療養りょうようしてもらうことにしていて、軽症けいしょうとされた女性じょせいは自宅じたくで過すごすことを選えらびました。

そして感染かんせんが確認かくにんされてから２に週間しゅうかん後ごに、県けんからの電話でんわでの問い合といあわせに「体調たいちょうに問題もんだいがない」と答こたえたところ、担当たんとう者しゃからはマスクを着つけるなど一般いっぱん的てきな感染かんせん防止ぼうし策さくをとれば翌日よくじつ以降いこう通常つうじょうの生活せいかつに戻もどっていいと説明せつめいされたということです。

入院にゅういんした人ひとが退院たいいんするためには、ＰＣＲ検査けんさで２に回かい連続れんぞくで陰性いんせいになることが必要ひつようですが、自宅じたくなどで療養りょうようした人ひとは検査けんさがないまま通常つうじょうの生活せいかつに戻もどされる現状げんじょうについて、女性じょせいは、「２に週間しゅうかんたった時点じてんで『軽症けいしょう者しゃの人ひとはこれで終おわりです』と言いわれても、混乱こんらんするだけです。どの段階だんかいで治なおったか分わからず、周まわりの人ひとに絶対ぜったいにうつしてはいけないと思おもうので外そとに出でられず、生活せいかつにいろいろな問題もんだいが生しょうじています」と話はなしています。

女性じょせいは今いまも自主じしゅ的てきに自宅じたくに待機たいきし、職場しょくばにも復帰ふっきできていないということで、「１いち度ど、感染かんせんした以上いじょう症状しょうじょうが治おさまれば手放てばなしで喜よろこべるという訳わけではありません。ウイルスがもしまだ体内たいないにあれば感染かんせんを拡大かくだいしかねず結果けっか的てきには医療いりょう崩壊ほうかいにつながるのではないかと素人しろうとながらに思おもいます。軽症けいしょうの人ひとでも完かん治なおしてから外そとに出でるのがつとめだと思おもうので、陰性いんせいを確認かくにんする検査けんさは必要ひつようではないかと思おもいます」と不安ふあんな思おもいを訴うったえています。

神奈川かながわ県けん「検査けんさは新あたらしい感染かんせん者しゃ発見はっけんのため実施じっし」

神奈川かながわ県けんは軽症けいしょうとされた人ひとは原則げんそく、それぞれの自宅じたくや県けんが指定していした宿泊しゅくはく施設しせつで療養りょうようしてもらうことにしています。

感染かんせん確認かくにんから２に週間しゅうかんは健康けんこう観察かんさつを行おこなうとされていて、軽症けいしょうの人ひとは１いち日にち２に回かい検温けんおんを行おこなうよう指示しじされ、ＬＩＮＥなどで体温たいおんと体調たいちょうを報告ほうこくすることになっています。

県けんによりますと２に週間しゅうかん後ごに症状しょうじょうがなければ翌日よくじつ以降いこうは、マスクの着用ちゃくようなど一般いっぱん的てきな感染かんせん防止ぼうし策さくを徹底てっていして通常つうじょうの生活せいかつに戻もどしているということです。

その際さい、ＰＣＲ検査けんさや面談めんだんして症状しょうじょうの有無うむを確認かくにんするなどはしていません。

一方いっぽう、中等ちゅうとう症しょうや重症じゅうしょう、それに基礎きそ疾患しっかんがあるなどして入院にゅういんした感染かんせん者しゃは、退院たいいんするにはＰＣＲ検査けんさで２に度ど続つづけて陰性いんせいと確認かくにんされることが必要ひつようです。

これについて神奈川かながわ県けんは「検査けんさは極力きょくりょく新あたらしい感染かんせん者しゃを見みつけるために実施じっししていて、自宅じたく療養りょうようなどの軽症けいしょう者しゃについて陰性いんせいを確認かくにんする検査けんさは現状げんじょう、行おこなっていない」としています。