アメリカのバイデン
大統領はことし11
月の
中間選挙を
前に
演説し、
野党 共和党の
トランプ前大統領と
その支持者について「
民主主義を
破壊しようとしている」と
非難し、
中間選挙では
民主主義を
尊重する
国としての
在り方が
問われていると
訴えました。
アメリカで11月に行われる中間選挙は、4年ごとの大統領選挙の中間の年に行われる連邦議会などの選挙で、大統領の政権運営に対する評価の場ともされています。
バイデン大統領は、独立宣言が採択されたことからアメリカの民主主義の発祥の地とされる、東部ペンシルベニア州フィラデルフィアで1日、演説を行いました。
この中でバイデン大統領は、野党 共和党のトランプ前大統領とその支持者が、おととし行われた大統領選挙の結果を受け入れていないと述べ、「彼らは国の根幹を脅かす過激な思想を象徴している。民主主義を破壊しようとしている」と述べ、非難しました。
そのうえで「今の共和党はトランプ氏とその支持者によって支配されていて、アメリカにとって脅威となっている」と述べて、民主党への投票を訴えました。
一方の共和党は、選挙戦を通じて、アメリカで記録的なインフレが続いていることについて、バイデン政権の責任だと批判し、有権者に支持を訴えています。
バイデン大統領としては、中間選挙では民主主義を尊重する国としての在り方が問われていると訴え、幅広く支持を獲得していきたい考えです。