本巣市根尾板所にある「淡墨桜」は、高さが17メートル、枝が最も広がったところで24メートルにもなるエドヒガンザクラです。
樹齢は1500年以上とされ、散り際に花びらが淡い墨色になることからその名がつけられ、国の天然記念物に指定されています。
去年9月、台風21号の強風で4本の枝が折れるなどの被害が出ましたが、ことしも例年並みの先月27日に開花し、満開となっています。
9日の本巣市は晴天に恵まれ、淡墨桜の周りには多くの人が訪れて花を眺めたり、写真を撮ったりしていました。
家族と3人で訪れた岐阜県海津市の男性は「きれいですね。大きいし、樹齢1500年ということで歴史を感じます」と話していました。
毎年、淡墨桜を見に来ているという84歳の男性は「台風があったので心配して、どんな風になっているか確認しに来ましたが、こんないい桜を見られてありがたいです」と話していました。