政府が
9日に
一万円札、
五千円札、
千円札の
3種類の
紙幣の
デザイン一新を
発表しましたが、
このデザイン、
どうやって
決まるのでしょうか?
紙幣の
デザインは
財務省と
日銀、
それに
国立印刷局の
3者が
協議したうえで、
最終的には
日銀法の
定めで、
財務大臣が
決めることになっています。
肖像で描かれる人物に明確なルールはありませんが、国民に広く知られ、学校の教科書に載るなど、世界に誇れる人物であること、偽造を防止する観点から、なるべく精密な写真を入手できることなどを基準としています。
現在発行されている一万円札、五千円札、千円札の3種類の紙幣は、戦後5番目のデザインで、平成16年に発行されました。
ただ、この時、一万円札は裏面の絵柄などは変更されたものの、肖像に変更はなく、一万円札の肖像が福沢諭吉から変更されるのは、昭和59年以来となります。
財務省によりますと、流通する紙幣のほとんどが新しいものに切り替わるまで、発行後3年から4年程度かかる見込みだということです。
一方、貨幣の素材やデザインについても、最終的には財務大臣が決めることになっていて、五百円硬貨は、平成12年に現在のものに変更されました。