新しい
五千円札に
使われる
津田梅子の
肖像が「
実際の
写真の
顔の
向きを
反転させて
使ったのではないか」という
指摘が
出ています。
これについて
財務省は「
写真が
そのまま紙幣の
肖像に
なるわけではない」と
説明し、そのまま
発行する
方針です。
政府は
先週、
紙幣の
デザインを
一新すると
発表し、
このうち五千円札には、
日本で
最初の
女子留学生として
アメリカで
学び、
その後、
津田塾大学を
創立した
津田梅子の
肖像を
使うことを
明らかにしました。
財務省が発表した新五千円札の見本の津田梅子の肖像は、津田塾大学が以前、国立印刷局に提供した36歳ごろの写真とよく似ています。
ただ、写真は正面から見て右を向いているのに対し、紙幣の肖像は左を向いていて「新紙幣の肖像は実際の写真の顔の向きを反転させて使ったのではないか」という指摘が出ています。
これについて財務省は「既存の写真がそのまま肖像になるわけではなく、複数の写真を基に国立印刷局の技術者が紙幣の原版用に彫刻を行って新たに作るものだ」と説明し、見本どおりのイメージで新しい五千円札を発行する方針だということです。