日本フェンシング
協会は、
国内の
トップ選手を
対象に
英語を
無料で
学べるようにして、
再来年から
代表選手の
選考にあたって
試験を
導入し、
一定の
基準に
達しない
場合は、
実力が
上位であっても
代表に
選ばないことを
決めました。
これは25
日、
日本フェンシング
協会の
太田雄貴会長が、
都内で
会見を
開いて
明らかにしました。
協会は教育サービス大手のベネッセコーポレーションと提携して国内のトップ選手を対象に、読む、書く、聞く、話すといった英語の教育を無料で受けることができるようにします。
そのうえで再来年からは、代表選手の選考に年に1回の試験を導入し、一定の基準に達しない場合は、実力が上位であっても代表に選ばないことを決めました。
協会は、選手たちが英語を学ぶことでほかの国の選手や審判とコミュニケーションを取れるほか、現役を終えたあとにも、職業の選択肢が広がるといったメリットがあるとしています。
太田会長は「世界ランキングがどんなに高くても代表に選ばないということは、競技団体として相当の覚悟を持って決めた。今だけでなく、選手の未来を考えた結果で、協会として真っ向から取り組んでいきたい」と話しています。