日本新闻: 北朝鮮発射は新型ロケット弾か韓国「９月合意に反する」

北朝鮮きたちょうせん発射はっしゃは新型しんがたロケット弾だんか韓国かんこく「９月くがつ合意ごういに反はんする」

May 4, 2019 17:05

Furigana

北朝鮮きたちょうせんが４よん日にち午前ごぜん、東部とうぶから日本海にほんかいに向むけて短距離たんきょりの飛ひしょう体たいを数すう発はつ発射はっしゃしたことについて、韓国かんこく軍ぐんの関係かんけい者しゃは弾道だんどうミサイルではないという見方みかたを示しめしました。韓国かんこく大統領だいとうりょう府ふは「去年きょねん９月くがつの南北なんぼく軍事ぐんじ合意ごういの趣旨しゅしに反はんする」として、北朝鮮きたちょうせんに対にたいし軍事ぐんじ的てきな緊張きんちょうを高たかめる行為こういをやめるよう求もとめました。韓国かんこく軍ぐんの発表はっぴょうによりますと、北朝鮮きたちょうせんは、東部とうぶのウォンサン（元山もとやま）付近ふきんから北東ほくとうに向むけて、４よん日にち午前ごぜん９きゅう時じ６ろく分ふんごろから21分間ふんかんにわたり、短距離たんきょりの飛ひしょう体たいを数すう発はつ発射はっしゃしました。

飛ひしょう体たいはおよそ70キロから200キロ飛とんで日本海にほんかいに落下らっかしたということで、韓国かんこく軍ぐんの関係かんけい者しゃは弾道だんどうミサイルではないという見方みかたを示しめしました。

韓国かんこく政府せいふはアメリカと連携れんけいして飛ひしょう体たいの種類しゅるいなどの詳くわしい分析ぶんせきを進すすめています。

韓国かんこくメディアは、おととし11月つきに北朝鮮きたちょうせんがＩＣＢＭ＝大陸たいりく間かん弾道だんどうミサイル級きゅうの「火星かせい15型がた」１いち発はつを発射はっしゃして以来いらいおよそ１いち年ねん半はんぶりの発射はっしゃだとしたうえで、新型しんがたのロケット弾だんの可能かのう性せいがあるなどとする専門せんもん家かの話はなしを伝つたえています。

韓国かんこく大統領だいとうりょう府ふは国家こっか安保あんぽ室長しつちょうや国防こくぼう相しょうらによる緊急きんきゅう会議かいぎを開ひらき、「去年きょねん９月くがつの南北なんぼく軍事ぐんじ合意ごういの趣旨しゅしに反はんする」として、北朝鮮きたちょうせんに対にたいし軍事ぐんじ的てきな緊張きんちょうを高たかめる行為こういをやめるよう求もとめました。

北朝鮮きたちょうせんは物別ものわかれに終おわった２に回かい目めの米べい朝ちょう首脳しゅのう会談かいだんのあとも協議きょうぎを継続けいぞくする意思いしを示しめす一方いっぽう、「朝鮮ちょうせん半島はんとうの平和へいわと安全あんぜんはすべてアメリカの今後こんごの態度たいどによって左右さゆうされる」などとけん制けんせいしています。

北朝鮮きたちょうせんとしては今回こんかいの発射はっしゃを通をつうじて、国連こくれんの制裁せいさい決議けつぎに違反いはんしない形かたちで米べい韓かん両国りょうこくに揺ゆさぶりをかけるとともに、国内こくない向むけには制裁せいさい圧力あつりょくに屈くっしない姿勢しせいを印象いんしょうづけるねらいがあるとみられます。