働く人たちに
景気の
実感を
聞く先月の
景気ウォッチャー
調査では、
現状を
示す指数は
小幅に
改善したものの、
先行きを
示す
指数は
米中の
貿易摩擦による
雇用への
悪影響が
懸念されたこと
などから
3か月連続で
悪化しました。
内閣府によりますと、
小売店の
従業員やタクシーの
運転手など2000
人余りに
景気の
実感を
聞いたところ、
景気の
現状を
示す指数は45.3となり、
前の
月を0.5
ポイント上回りました。
指数の改善は2か月ぶりで、10連休によって旅行に関連する消費が活発になったというコメントがありました。
一方、景気の先行きを示す指数は48.4で、前の月を0.2ポイント下回り、3か月連続で悪化しました。
景気の先行きについて、関東地方の金属部品メーカーから「取引先からの受注がストップしている」、東海地方の就職や転職を支援する企業から「大手メーカーの一部で中途採用の求人がとまり始めている」といったコメントが寄せられるなど、米中の貿易摩擦による雇用や生産への影響が懸念されているということです。
こうしたことから、内閣府は、基調判断を「このところ回復に弱さがみられる。先行きについては、海外情勢などに対する懸念がみられる」として据え置きました。