日産自動車と
提携しているルノーのスナール
会長が、
三菱自動車工業を
含めた
3社連合の
会議のため
来日し、FCA=フィアット・クライスラーとの
新たな
経営統合案が
日産などにもメリットをもたらす
可能性があることを
詳しく
説明する
考えを
示しました。ルノーのスナール
会長は29
日に
開かれる
日産、
三菱自動車との
3社連合の
会議に
出席するため28
日昼ごろ、
羽田空港に
到着しました。
スナール会長の来日直前に、ルノーはFCA=フィアット・クライスラーが提案した経営統合案を前向きに検討することを決め、日産とルノーの提携関係にも大きな影響を及ぼす新たな動きを始めました。
スナール会長は空港で記者団に対し「最近の複数の出来事は3社のアライアンスにとって非常によいことだ。日産と三菱にとっても大きなメリットがあると確信している」と述べました。
そのうえで、29日に開かれる3社連合の会議は「非常に大きな会議になるだろう」と述べ、フィアット・クライスラーが提案した経営統合案が日産、三菱自動車にどのような利益をもたらすか詳しく説明する考えを示しました。
ルノーが日産に経営統合を求めている中で新たに浮上したフィアット・クライスラーとの統合案について、日産社内には警戒する見方もあり、29日の3社連合の会議でどのようなやり取りがあるか注目されます。