日本新聞: 出産ピークの奈良公園…「子鹿に触らないで！」投稿が話題

出産しゅっさんピークの奈良なら公園こうえん…「子鹿こじかに触さわらないで！」投稿とうこうが話題わだい

May 30, 2019 16:05

Furigana

奈良なら市しにある奈良なら公園こうえんで鹿しかの出産しゅっさんがピークを迎むかえるなか、地元じもとの保護ほご団体だんたいが「子鹿こじかに人ひとのにおいが付つくと、母はは鹿しかが子育こそだてしなくなる」として、子鹿こじかを見みつけても触さわらないようツイッターで呼よびかけたところ、10万まん回かい以上いじょうもリツイートされ話題わだいになっています。ツイッターに投稿とうこうしたのは、奈良なら公園こうえんで国くにの天然てんねん記念きねん物ぶつの鹿しかの保護ほごに取り組とりくむ団体だんたい「奈良ならの鹿しか愛護あいご会かい」です。

奈良なら公園こうえんでは今いま、鹿しかの出産しゅっさんがピークを迎むかえていて、生うまれたばかりの子鹿こじかを見みかけることがあります。

保護ほご団体だんたいによりますと、生うまれたばかりの子鹿こじかに不用意ふよういに近ちかづくと人ひとの気配けはいを感かんじた母はは鹿しかが警戒けいかいして授乳じゅにゅうできなくなり、子鹿こじかが衰弱すいじゃくして死しぬこともあるということです。

このため保護ほご団体だんたいは今月こんげつ24日にち、「子鹿こじかには絶対ぜったいに触さわらないでください。子鹿こじかに人間にんげんのにおいが付ついてしまうと、お母おかあさん鹿しかが子育こそだてをしなくなります」などと、ツイッターで注意ちゅういを呼よびかけました。

この投稿とうこうは、30日にちまでに10万まん6000回かい以上いじょうリツイートされるなど話題わだいとなっています。

奈良ならの鹿しか愛護あいご会かいの獣しし医師いし、丸子まるこ理恵りえさんは「予想よそう以上いじょうの反響はんきょうをいただき驚おどろきました。子鹿こじかはかわいいので、近ちかづいたり写真しゃしんを撮とったりしたくなるのはわかりますが、それは命いのちにかかわることなので、遠とおくから見守みまもってほしい」と話はなしています。