探査機「はやぶさ
2」が
小惑星「リュウグウ」の
表面につくった
世界初の
人工クレーターや、
その周辺に
着陸できるか
どうか
判断するため、
JAXA=
宇宙航空研究開発機構は30
日、「はやぶさ
2」を
小惑星表面に
接近させ
表面を
撮影するとともに、
着陸の
際の
目印と
なる「ターゲットマーカ」を
投下しました。「はやぶさ
2」は
先月、
小惑星「リュウグウ」の
表面に
金属の
塊を
衝突させ、
世界初となる
直径10
メートル余りの
人工クレーターを
作ることに
成功し、JAXAはクレーターの
中か
周辺に、
2度目の
着陸を
行って
小惑星内部の
岩石を
採取することを
検討しています。
そして30日、着陸ができるかどうかを判断するため、表面の撮影をするとともに「はやぶさ2」を小惑星の上空10メートルまで降下させ、着陸を行う際の目印となる直径10センチのボール状の「ターゲットマーカ」を投下したと発表しました。
「はやぶさ2」は今月16日にも同じようにリュウグウに接近し目印を投下しようとしましたが、降下の途中で高度計の不具合が発生し、投下できていませんでした。
JAXAは着陸ができる期限は、リュウグウが太陽に接近し、表面温度が上がることし7月上旬までとしていて、今後、目印の落ちた詳しい位置やクレーター周辺の地形を画像で解析したうえで、2度目の着陸ができるかどうか、来月中旬までに判断する予定です。