2027
年の
開業を
目指すリニア
中央新幹線。
事業主体で
あるJR東海の
金子慎社長は、
静岡県内での
トンネル工事に
着工できていないことから
開業時期に
遅れが
出かねないという
認識を
示しました。
東京と名古屋、大阪を結ぶリニア中央新幹線は、8年後の2027年に東京・名古屋間の開業を目指して各地で工事が進んでいます。
このうち、山梨、静岡、長野の3県にまたがる「南アルプストンネル」は山梨と長野で掘削工事が始まっています。
しかし、静岡では、地元自治体から川の水量が減ることへの懸念が示されて協議が難航し、本格的な工事が始まっていません。
これについて、事業主体であるJR東海の金子慎社長は30日の記者会見で、このままでは開業時期に遅れが出かねないという認識を示しました。
金子社長は「静岡での工事は進捗(しんちょく)が遅れていて、今後の工程で取り返すことが難しくなりつつある。このままの状態が続けば開業時期に影響を及ぼしかねないと懸念している」と述べました。