日本新聞: 高齢ドライバー事故防止ドラレコで見守りつき保険契約増

高齢こうれいドライバー事故じこ防止ぼうしドラレコで見守みまもりつき保険ほけん契約けいやく増ぞう

Jun 5, 2019 18:06

Furigana

高齢こうれいドライバーによる交通こうつう事故じこが相次あいつぐ中なか、ドライブレコーダーを活用かつようして運転うんてんを見守みまもるサービスがついた自動車じどうしゃ保険ほけんの契約けいやくが増ふえています。

「三井みつい住友すみとも海上かいじょう」と「あいおいニッセイ同和どうわ」のグループは、通信つうしん機能きのうがついた専用せんようのドライブレコーダーを使つかう自動車じどうしゃ保険ほけんを開発かいはつし、ことし１月いちがつに販売はんばいを始はじめました。

高齢こうれい者しゃなどの関心かんしんが高たかく、契約けいやく数すうは先月せんげつまでに10万まん件けん余あまりと、想定そうていの２に倍ばい以上いじょうになっているということです。

ドライブレコーダーは事故じこが起おきた場合ばあいに使つかうだけでなく、急きゅうハンドルや前方ぜんぽうの車くるまへの近ちかづきすぎといった注意ちゅういが必要ひつような運転うんてん操作そうさのほか、指定していしておいた地域ちいきを離はなれた場合ばあいにも警告けいこく音おんが鳴なります。

運転うんてん記録きろくをまとめた「運転うんてん診断しんだんレポート」を家族かぞくなどと共有きょうゆうすることもでき、安全あんぜん運転うんてんができているか、見守みまもりに生いかされているということです。

グループが２に年ねん前まえ、「運転うんてんに対にたいする自信じしん」についてドライバーにアンケートしたところ、「自信じしんがある」と答こたえた割合わりあいは60代だい前半ぜんはんにかけて徐々じょじょに減少げんしょうしていましたが、65歳さいから割合わりあいが上昇じょうしょうに転てんじ、80歳さい以上いじょうでは72％が「自信じしんがある」と回答かいとうしたということです。

会社かいしゃは、身体しんたい機能きのうの衰おとろえとドライバーの認識にんしきに隔へだたりが生しょうじている可能かのう性せいがあるとしています。

三井みつい住友すみとも海上かいじょう自動車じどうしゃ保険ほけん部ぶ高橋たかはし翔しょう平ひら課長かちょう補佐ほさは「見守みまもり機能きのうに促うながされることで安全あんぜん運転うんてんの意識いしきが高たかまったとの声こえも多おおい。今後こんごは走行そうこうデータなどを活用かつようし事故じこ防止ぼうしの取り組とりくみを強化きょうかしていきたい」と話はなしていました。