ニュージーランド北部オークランドの郊外で、大型のネズミが異常繁殖して住民を悩ませています。
ネズミが繁殖しているのはアートの街として知られるオークランド西郊のティティランギです。地元メディアによれば、猫ほどの大きさのあるネズミが、商店や民家に大量に出没しているということです。
数日前に同地を訪れた地元記者のドン・ロウ氏はCNNの取材に対し、20分間で30~40匹のネズミを見かけたと話し、「全然人を怖がらないし、車も怖がらない」と証言しました。
ティティランギには放し飼いのニワトリが多く、ニワトリの餌を食べてネズミが繁殖したのではないかと地元住民は見ています。地元自治体は数日中に対策を発表する見通しです。
ただ、地元住民の間でも意見は分かれています。ネズミの繁殖を不安に思う住民がいる一方で、野放しのニワトリを減らすため、あるいは駆除剤「1080」を使うための口実として、ネズミ騒ぎが誇張されているという声もあります。