運転開始から40
年を
超えた、
福井県にある
関西電力の
美浜原子力発電所3
号機で、
原子炉の
起動前に
必要な
国の
検査が17
日終わり、
今月23
日に
再稼働することになりました。
福島第一原発の
事故のあと、40
年を
超えて
運転する
全国初のケースとなります。
運転開始から40年を超えている美浜原発3号機をめぐっては、福井県がことし4月に再稼働に同意したことから、関西電力が原子炉の起動準備に入り、今月7日から原子力規制庁が原子炉が入る格納容器や重要な配管などをチェックする検査を行ってきました。
そして17日午後、必要な国の検査がすべて終わり、美浜原発3号機は今月23日に再稼働することになりました。
関西電力は、制御棒の駆動試験など最終段階の準備を進めることにしています。
福島第一原発の事故のあと、国内の原発は法律で運転期間が原則40年に制限されていますが、国の審査に通ると、最長60年まで運転延長ができ、美浜原発3号機はこの制度のもとで再稼働する全国初のケースとなります。
また、3号機はこの10年間停止していたことから、関西電力は起動にあたって現場の要員を通常の倍に増やすほか、自治体も職員を派遣して監視態勢を強化することにしています。