日本新聞: ＡＩ「殺人ロボット兵器」の禁止条約を各国に働きかけ

ＡえいＩあい「殺人さつじんロボット兵器へいき」の禁止きんし条約じょうやくを各国かっこくに働はたらきかけ

Oct 22, 2019 10:10

Furigana

人間にんげんの判断はんだんなしに殺傷さっしょうを行おこなうロボット兵器へいきが普及ふきゅうする前まえに禁止きんし条約じょうやくを作つくろうと、国際こくさい的てきなキャンペーンを立たち上あげた代表だいひょうらが国連こくれんで記者きしゃ会見かいけんを開ひらき、各国かっこくの政府せいふや市民しみんへの働はたらきかけを強つよめる考かんがえを示しめしました。

このキャンペーンは、国際こくさいＮＧＯ「ヒューマンライツウォッチ」の呼よびかけで2013年ねんに始はじまったもので、現在げんざい、日本にっぽんを含ふくむ各国かっこくの130の団体だんたいが連携れんけいして世界せかい60か国かこくで啓発けいはつ活動かつどうを展開てんかいしています。

その代表だいひょうらが21日にち、ニューヨークの国連こくれん本部ほんぶで開ひらかれている軍縮ぐんしゅく委員いいん会かいに合あわせて記者きしゃ会見かいけんを開ひらき、会場かいじょうに「今いまこそ条約じょうやく交渉こうしょうを」としゃべり続つづける高たかさ1.5ｍめ-とるのロボットを持ち込もちこんでアピールしました。

会見かいけんで代表だいひょうらは、ＡＩを駆使くしした兵器へいき開発かいはつを進すすめれば人間にんげんの判断はんだんなしに殺傷さっしょうを行おこなう、いわゆる「殺人さつじんロボット」が普及ふきゅうするおそれがあるとして、法的ほうてき拘束こうそく力りょくのある禁止きんし条約じょうやくを作つくるため、軍縮ぐんしゅく委員いいん会かいに出席しゅっせきする各国かっこく政府せいふや市民しみんに支持しじを訴うったえていく考かんがえを示しめしました。

また先月せんげつ、日本にっぽんの外務がいむ省しょうを訪おとずれ、協力きょうりょくを要請ようせいしたことを明あきらかにし、「日本にっぽんは対人たいじん地雷じらい禁止きんし条約じょうやくを強つよく支持しじしたように、『殺人さつじんロボット』の禁止きんしキャンペーンでも指導しどう力りょくを発揮はっきしてほしい」と述のべました。