低気圧は、25日にかけて西日本から東日本の太平洋側を進み、広い範囲で大気の状態が不安定になり、▽西日本では25日朝にかけて、▽東日本では25日未明から夜にかけて、▽東北の太平洋側では25日昼すぎから26日朝にかけて、雷を伴って非常に激しい雨が降り、局地的には猛烈な雨が降るおそれがあります。
25日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで
▽東海で300ミリ、
▽近畿と四国で250ミリ、
▽関東で200ミリ、
▽伊豆諸島で180ミリ、
▽甲信で150ミリ、
▽東北で100ミリと予想されています。
その後、26日夕方までの24時間には、▽東北と関東で50ミリから100ミリの雨が降る見込みです。
台風19号の豪雨による被災地でも、洪水のほか土砂災害や浸水の危険性が高まるおそれがあり、気象庁が警戒を呼びかけています。
一方、非常に強い台風21号は、25日には日本の東の海上に達する見込みで、関東や東北の海はしけや、大しけとなるおそれがあり、高波に十分な注意が必要です。
お近くの河川の状況はNHKニュース・防災アプリで
皆さんのお住いの地域の河川はどうなっているのか。「NHKニュース・防災アプリ」では、リアルタイムで全国の河川の状況を確認することができます。大きな河川だけでなく、中小の河川も確認できます。
アプリの画面の下にある「マップ」をタップすると、まず地図上に雨雲の広がりが表示されます。
その画面で、「表示切替」をタップすれば、「河川情報・大河川」や「河川情報・中小河川」を選ぶことができます。
「河川情報・大河川」や「河川情報・中小河川」を選んだ場合、地図上に、地域を流れる河川が、平常時は「水色」のラインで表示されます。
「河川情報・大河川」の場合、もし、地図上の河川のラインが、「黄色」や「オレンジ色」「赤色」になっていれば、それだけ増水し、氾濫の危険性が高まっていることを示しています。「黒色」で表示されている場合は、すでに氾濫が発生したことを示しています。
「河川情報・中小河川」の場合、もし、地図上の河川のラインが、「黄色」や「赤色」「赤紫色」「紫色」になっていれば、それだけ増水し、氾濫の危険性が高まっていることを示しています。
地図を拡大していけば、河川によっては、その河川のラインをタップすると、黒い「カメラのマーク」が表示されることがあります。このカメラのマークをタップすると、その場所に設けられている河川カメラの画像をほぼリアルタイムで見ることができます。
大雨となり、河川の増水が予想される場合には、直接、川を見に行ったりはせずに、NHKのアプリをご活用ください。