中国の
王毅外相は、
北京で
開かれた
日中関係のフォーラムで「
来年春の習
近平国家主席の
日本訪問が
実現すれば、
両国関係を
発展させるうえで
重要な
一里塚に
なる」と
述べ、
訪問に
向けた
環境整備を
求めました。
中国の
王毅外相は、
日本の
民間団体「
言論NPO」
などが
両国の
有識者らを
招いて
北京で
開いたフォーラムであいさつしました。
この中で王外相は「中国と日本は世界2位と3位の経済大国であり、地域と国際社会に大きな影響のある大国として責任と使命はますます重くなっている」と述べて、両国関係の新時代を切り開くべきだと訴えました。
そのうえで、関係改善と発展のカギは相互信頼にあるとして、「特に歴史と台湾の問題に適切に対応することが大事だ」と述べ、改めて歴史や台湾の問題で日本の対応にくぎを刺しました。
そして、「来年春に習近平国家主席の国賓としての日本訪問が実現すれば、必ず両国関係を発展させるうえで重要な一里塚になる」と述べて、両国がともに良好な雰囲気を醸成しなければならないとして、日本側にも訪問に向けた環境整備を求めました。
フォーラムでは福田元総理大臣も講演し、両国関係の発展のためには国民どうしの信頼関係の醸成が重要だとして、文化交流の拡大を訴えました。