日本新聞: 災害ごみ「年内には生活圏内から撤去目指す」小泉環境相

災害さいがいごみ「年内ねんないには生活せいかつ圏内けんないから撤去てっきょ目指めざす」小泉こいずみ環境かんきょう相しょう

Nov 3, 2019 19:11

Furigana

小泉こいずみ環境かんきょう大臣だいじんは河野こうの防衛ぼうえい大臣だいじんとともに、台風たいふう19号ごうで千曲川ちくまがわなどが決壊けっかいし浸水しんすいの被害ひがいが発生はっせいした長野ながの県けんを視察しさつし、年内ねんないには生活せいかつ圏内けんないから災害さいがい廃棄はいき物ぶつを撤去てっきょすることを目指めざす考かんがえを示しめしました。小泉こいずみ環境かんきょう大臣だいじんと河野こうの防衛ぼうえい大臣だいじんは、はじめに長野ながの県庁けんちょうで阿部あべ知事ちじと面談めんだんしました。

阿部あべ知事ちじは国くにの支援しえんに感謝かんしゃを伝つたえたうえで「今後こんごもさらなる支援しえんをお願おねがいしたい」と述のべ、災害さいがい廃棄はいき物ぶつ処理しょりの自治体じちたい負担ふたんに対にたいする国くにの補助ほじょ率りつのアップ、半壊はんかい以下いかの家屋かおくを公費こうひで解体かいたいした際さいの費用ひように対にたいする補助ほじょの拡充かくじゅうを文書ぶんしょで要望ようぼうしました。

続つづいて一行いっこうは長野ながの市内しないで避難ひなん所しょを訪問ほうもんしたあと、災害さいがい廃棄はいき物ぶつの集積しゅうせき場じょうを視察しさつしました。

大量たいりょうに出でる災害さいがい廃棄はいき物ぶつの処理しょりは各かく自治体じちたいで問題もんだいになっていて、長野ながの市内しないでは、被災ひさい地ちに散ちらばっている仮かり置き場おきばからより大おおきな集積しゅうせき場じょうに集あつめたうえで、大型おおがたトラックで市外しがいなどに運び出はこびだす対応たいおうを先週せんしゅうから始はじめたということです。

環境省かんきょうしょうと自衛隊じえいたいも処理しょりの活動かつどうに参加さんかしていて、小泉こいずみ大臣だいじんらは積み上つみあげられた廃棄はいき物ぶつを見みながら担当たんとう者しゃから現状げんじょうについて説明せつめいを受うけていました。

視察しさつ後ご、記者きしゃ団だんの質問しつもんに応おうじた小泉こいずみ環境かんきょう大臣だいじんは「県けん外がいに運び出はこびだせるよう愛知あいち県けんや三重みえ県けんなど外部がいぶの自治体じちたいとの調整ちょうせいを急いそいでいる。年内ねんないには生活せいかつ圏内けんないから撤去てっきょすることを目指めざしたい」と述のべました。