日本新聞: コンビニ深夜に売り場を無人化ローソンが実験開始

コンビニ深夜しんやに売り場うりばを無人ぶにん化かローソンが実験じっけん開始かいし

Aug 23, 2019 06:08

Furigana

コンビニの24時間じかん営業えいぎょうをめぐる問題もんだいで、「ローソン」は深夜しんやの時間じかん帯たいに売り場うりばに店員てんいんを配置はいちしない省力しょうりょく化かの実験じっけんを横浜よこはま市しで始はじめました。実験じっけんが行おこなわれているのは横浜よこはま市し磯子いそご区くの店舗てんぽです。

午前ごぜん０ぜろ時じから午前ごぜん５ご時の間ときのまは通常つうじょう２に人にん体制たいせいですが、実験じっけんではトラブル対応たいおうなどのため１いち人にんがバックヤードに待機たいきするだけで、レジや売り場うりばには店員てんいんを配置はいちしません。

この店舗てんぽでは、入り口いりくちに設置せっちされた機械きかいが事前じぜんに登録とうろくした客きゃくのＱＲコードを読み取よみとるか、顔かおを撮影さつえいすると自動じどうドアが開ひらいて入にゅう店みせでき、精算せいさんはセルフレジやスマホで行おこないます。

また、防犯ぼうはん対策たいさくとして通常つうじょうの３さん倍ばいの29台だいのカメラを設置せっちし、監視かんし体制たいせいを強化きょうかしています。

一方いっぽう、深夜しんやの時間じかん帯たいは店員てんいんによる年齢ねんれい確認かくにんが必要ひつような酒さけやたばこは販売はんばいせず、宅配たくはい便びんの発送はっそうやチケットの発券はっけんなども受け付うけつけないということです。

ローソンでは、半年はんとし間かんにわたって実験じっけんを行おこない人件じんけん費ひ削減さくげんの効果こうかや売り上うりあげへの影響えいきょうなどを見極みきわめながら、省力しょうりょく化かした店舗てんぽを増ふやすかどうか検討けんとうすることにしています。

コンビニ業界ぎょうかいではセブン‐イレブンやファミリーマートも「時短じたん営業えいぎょう」の実験じっけんを行おこなっていて新あたらしい店舗てんぽの在り方ありかたを模索もさくする動うごきが続つづいています。

買い物かいものにきた40代だいの女性じょせいは「防犯ぼうはん面めんの不安ふあんは感かんじますが近所きんじょなので来くると思おもいます。トラブルが起おきたときのサポートを手厚てあつくしてほしいです」と話はなしていました。

また、無人むじん化かの実験じっけんをするコンビニのオーナーの前田まえだ明あきらさんは「深夜しんやの時間じかん帯たいは時給じきゅうを高たかくしてもアルバイトの採用さいようが難むずかしいので無人むじん化かへの期待きたいは大おおきいです。店みせを閉しめてしまうことには抵抗ていこうがありますが、買い物かいものの場ばを提供ていきょうできるのでよいと思おもいます」と話はなしていました。