29
日朝、
横浜市の
市営地下鉄ブルーラインの
駅で、
客を
降ろしたあとの
電車が
折り返し
運転のため
引き込み
線に
入ったところ、
停止位置を
通り過ぎて
そのまま壁に
衝突しました。
運転士が
軽いけがをし、「
居眠りをしていた」と
話しているということで、
横浜市交通局は
詳しい状況を
調べています。
横浜市交通局によりますと、29
日午前8時半ごろ
横浜市泉区に
ある市営地下鉄ブルーラインの
踊場駅で、
引き込み
線に
入った
6両編成の
電車が
停止位置を
通り過ぎて30
メートルほど
先にある
壁に
衝突しました。
電車は
引き込み
線内を
少なくとも140
メートル以上走り、
車止めも
破壊したとみられるということです。
電車は駅で乗客を降ろしたあと、折り返し運転のために引き込み線を経由して下り線側から上り線側のレールに移ろうとしていたということです。
車両に乗っていたのは42歳の男性運転士だけで、ひざに軽いけがをし、「引き込み線に入った際に居眠りをしてしまった」と話しているということです。
運転士は28日午後3時半ごろから休憩を取りながら働き、29日午前5時すぎまでの4時間ほどは、交通局の施設で仮眠もとっていたということで、横浜市交通局は詳しい状況を調べています。
横浜市営地下鉄では、ことし6月にも電車がレール上に置き忘れられた点検器具に乗り上げて脱線する事故が起きたばかりで、公共交通機関としての安全性が揺らぐ事態が続いています。