Actualités japonaises: 【随時更新】東日本大震災からあすで12年各地の動きは

【随時ずいじ更新こうしん】東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいからあすで12年ねん各地かくちの動うごきは

Mar 10, 2023 12:03

Furigana

東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいと、東京とうきょう電力でんりょく福島ふくしま第だい一いち原子力げんしりょく発電はつでん所しょの事故じこの発生はっせいから3月つき11日にちで12年ねんになります。年月としつきの経過けいかとともに、教訓きょうくんをどう語り継かたりつぐかが課題かだいになる中なか、各地かくちで災害さいがいに備そなえるための避難ひなん訓練くんれんや、記憶きおくを伝つたえる行事ぎょうじなどが行おこなわれています。

「世界せかい防災ぼうさいフォーラム」始はじまる仙台せんだい

東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいの教訓きょうくんを世界せかいに伝つたえ、国内外こくないがいの防災ぼうさいの取り組とりくみや研究けんきゅう成果せいかを発表はっぴょうする「世界せかい防災ぼうさいフォーラム」が仙台せんだい市しで始はじまりました。

世界せかい防災ぼうさいフォーラムは、2017年ねんから仙台せんだい市しで2年ねんに1度ど開ひらかれていますが、新型しんがたコロナの影響えいきょうで延期えんきとなり、4年ねんぶり3回かい目めとなる今回こんかいは初はじめて3月つき11日にちに合あわせて開ひらかれました。

初日しょにちの10日にち、式典しきてんが開ひらかれ、岩手いわて県けん釜石かまいし市しで語かたり部ぶの活動かつどうをしている川崎かわさき杏樹あんじゅさんが、中学生ちゅうがくせいだった発はつ災わざわい当時とうじ、高台たかだいに走はしって避難ひなんした体験たいけんを写真しゃしんとともに振り返ふりかえったうえで「日頃ひごろから訓練くんれんや防災ぼうさい学習がくしゅうを重かさねていたことが迅速じんそくな避難ひなんにつながりました。世界せかい防災ぼうさいフォーラムでは皆様みなさまが学まなび合あい、防災ぼうさいの輪わが広ひろがることを願ねがっています」と語かたりました。

また、開催かいさい地ちの仙台せんだい市しの郡ぐん市長しちょうは「震災しんさいからあすで12年ねんとなり、当時とうじを知しらない世代せだいも増ふえる中なか、皆様みなさまの議論ぎろんに学まなばせていただきながら世界せかいの防災ぼうさい・減げん災わざわいにつながるフォーラムにしていきたい」と述のべました。

世界せかい防災ぼうさいフォーラムは3日間にちかんの日程にっていで開催かいさいされ、およそ40カ国かこくから訪おとずれた災害さいがいの研究けんきゅう者しゃなどが防災ぼうさいや減げん災わざわいをめぐる課題かだいの解決かいけつに向むけた議論ぎろんをするほか、企業きぎょうの防災ぼうさい製品せいひんの展示てんじなども行おこなわれます。

会場かいじょうを訪おとずれた長野ながの県けんの20代だいの大学生だいがくせいは「将来しょうらい、防災ぼうさい計画けいかくに携たずさわる仕事しごとがしたいので、今いまどういう研究けんきゅうが行おこなわれているのか勉強べんきょうに来きました」と話はなしていました。

54階かい建だてビルで避難ひなんなどの訓練くんれん東京とうきょう港みなと区く

東京とうきょう港みなと区くの「六本木ろっぽんぎヒルズ」では、住民じゅうみんが参加さんかして避難ひなんなどの訓練くんれんが行おこなわれました。

54階かい建だてのビルなどからなる港みなと区く六ろく本木もときの「六本木ろっぽんぎヒルズ」は住民じゅうみんや入居にゅうきょする企業きぎょうなどのほか、最大さいだいで5000人にんの避難ひなん者しゃを受け入うけいれられるとしていて、災害さいがいに強つよい「逃げ込にげこめる街まち」を掲かかげています。

訓練くんれんは新型しんがたコロナの影響えいきょうで去年きょねんまでは取とりやめとなっていましたが、10日にち、4年ねんぶりに行おこなわれ、住民じゅうみんや入居にゅうきょしている企業きぎょうなどからおよそ500人にんが参加さんかしました。

大だい地震じしんを想定そうていして行おこなわれた訓練くんれんでは、煙けむりが充満じゅうまんしたテントの中なかを姿勢しせいを低ひくくして避難ひなんする訓練くんれんや、消火しょうか器きの使い方つかいかたを学まなぶ訓練くんれんなどが行おこなわれました。

また、震度しんど7の揺ゆれを体験たいけんできる「起おこし震しん車しゃ」の中なかでは、参加さんか者しゃが揺ゆれに驚おどろきながら揺ゆれが収おさまった時ときに素早すばやくガスの元栓もとせんを閉しめるといった対処たいしょ法ほうを学まなんでいました。

参加さんかした住民じゅうみんの女性じょせいは「さまざまな訓練くんれんができて災害さいがいが起おこった時ときの安心あんしん感かんが高たかまりました」と話はなしていました。

訓練くんれんを開ひらいた六ろく本木もときヒルズ自治じち会かいの近藤こんどう剛司たけし会長かいちょうは「働はたらく人ひと、住すむ人ひとが実際じっさいに集あつまって訓練くんれんすることで一体いったい感かんが高たかまる。日常にちじょう的てきに防災ぼうさい意識いしきを高たかめることで、災害さいがいのときに助け合たすけあえる街まちにしていきたい」と話はなしていました。