日本新闻: 拉致問題首相キム委員長との首脳会談実現に意欲

拉致らち問題もんだい首相しゅしょうキム委員いいん長ちょうとの首脳しゅのう会談かいだん実現じつげんに意欲いよく

Mar 4, 2019 18:03

Furigana

北朝鮮きたちょうせんの拉致らち問題もんだいをめぐって、安倍あべ総理そうり大臣だいじんは、参議院さんぎいん予算よさん委員いいん会かいで、日本にっぽんと北朝鮮きたちょうせんの２に国こく間かんの問題もんだいだとして、解決かいけつに向むけて北朝鮮きたちょうせんのキム・ジョンウン（金きむ正ただし恩おん）朝鮮ちょうせん労働党ろうどうとう委員いいん長ちょうとの首脳しゅのう会談かいだんを実現じつげんさせたいという考かんがえを強調きょうちょうしました。この中なかで、自民党じみんとうの堀井ほりい巌いわお氏しは、北朝鮮きたちょうせんによる拉致らち問題もんだいについて、「キム・ジョンウン朝鮮ちょうせん労働党ろうどうとう委員いいん長ちょうと向き合むきあっていくということだが、直接ちょくせつ対話たいわも含ふくめて取り組とりくんでいくという理解りかいでいいか」と質問しつもんしました。

これに対にたいし、安倍あべ総理そうり大臣だいじんは「拉致らち問題もんだいは、日本にっぽんと北朝鮮きたちょうせんとの間まの問題もんだいであり、日にち朝ちょうで話はなしをしなければ解決かいけつには至いたらないと考かんがえているので、日にち朝ちょうの首脳しゅのう間かんの対話たいわに結び付むすびつけていきたいと考かんがえている」と述のべ、キム委員いいん長ちょうとの首脳しゅのう会談かいだんを実現じつげんさせたいという考かんがえを強調きょうちょうしました。

また、韓国かんこく軍ぐんによる自衛隊じえいたい機きへのレーダー照射しょうしゃ問題もんだいに関連かんれんし、「われわれは真実しんじつを語かたっているし、真実しんじつを語かたるほうが必かならず強つよい。証拠しょうこも示しめしており、各国かっこくの海軍かいぐんは、みな真実しんじつは何なにかを知しっていると考かんがえている」と述のべました。

そのうえで、「北朝鮮きたちょうせんへの対応たいおうに日にち米べい韓かんの緊密きんみつな連携れんけいが極きわめて重要じゅうようになっているし、韓国かんこくで頑張がんばっている日本人にっぽんじんの安全あんぜんを確保かくほすることも使命しめいだという点てんで、韓国かんこくとの協力きょうりょくも不可欠ふかけつと考かんがえており、そういう中なかでこうした問題もんだいを適切てきせつに処理しょりしていきたい」と述のべました。

このほか、柴山しばやま文部もんぶ科学かがく大臣だいじんは、天皇てんのう陛下へいかの退位たいいと皇太子こうたいしさまの即位そくいに関連かんれんして、「極きわめて重要じゅうような節目ふしめであり、子こどもたちがその趣旨しゅしや天皇てんのうについての理解りかいを深ふかめるようにすることは非常ひじょうに意義いぎ深ふかいと考かんがえている。各かく学校がっこうでの指導しどうを促うながす観点かんてんから通知つうちを発出はっしゅつすることを検討けんとうしており、合あわせて、例たとえば、皇太子こうたいし殿下でんかのご即位そくいの日ひが祝日しゅくじつとなることや、皇位こうい継承けいしょうに関連かんれんする国事こくじ行為こういに関にかんする資料しりょうを周知しゅうちすることも検討けんとうしたい」と述のべました。

また、菅かん官房かんぼう長官ちょうかんは、元号げんごうの意義いぎについて「1400年ねんの歴史れきしを有ゆうしており、単たんに年としを表示ひょうじする手段しゅだんとしてだけでなく、長ながい歴史れきしの中なかで日本人にっぽんじんの心情しんじょうに溶け込とけこみ、日本にっぽん国民こくみんの心理しんり的てき一体いったい感かんの支ささえにもなっていると考かんがえられる。今後こんごとも元号げんごうが広ひろく国民こくみんに受け入うけいれられ、日本人にっぽんじんの生活せいかつの中なかに深ふかく根ねざしていくことを心こころから願ねがう」と述のべました。

６ろく日にちに集中しゅうちゅう審議しんぎで合意ごうい

参議院さんぎいん予算よさん委員いいん会かいの理事りじ会かいでは６ろく日にちに委員いいん会かいを開ひらき、安倍あべ総理そうり大臣だいじんらに出席しゅっせきを求もとめて、統計とうけい問題もんだいなどをテーマに集中しゅうちゅう審議しんぎを行おこなうことで与野党よやとうが合意ごういしました。

一方いっぽう、自民党じみんとうと国民こくみん民主みんしゅ党とうの参議院さんぎいん国会こっかい対策たいさく委員いいん長ちょうが会談かいだんし、自民党じみんとうが新しん年度ねんど予算よさん案あんの採決さいけつの前提ぜんていとなる公聴こうちょう会かいを来週らいしゅう12日にちに開ひらきたいと提案ていあんし、引き続ひきつづき協議きょうぎすることになりました。