16日は大勢の人たちが列を作ってオープンを待ちわび、童話のキャラクターをイメージした服を着たり、髪型をまねたりしている子どもの姿も見られました。
このテーマパークは「ムーミン」や北欧の世界観を体験してもらおうと飯能市の湖の周りにつくられ、去年、先行オープンした無料のエリアと16日オープンした広さおよそ7万平方メートルの有料のエリアからなります。
テーマパークのシンボル、「ムーミン屋敷」を再現した建物では、ガイドによるツアーが行われ、ムーミン一家の暮らしぶりなどが紹介されていました。
童話のストーリーやキャラクターを紹介する施設では、作者のトーベ・ヤンソンが描いた挿絵のレプリカや童話の舞台「ムーミン谷」を再現した高さ8メートルを超えるジオラマなどが展示されています。
このほか、「エンマの劇場」と名付けられたステージでは、童話のキャラクターたちが登場するショーが開かれ、訪れた人たちが手拍子をするなどして楽しんでいました。
山梨県から訪れた20代の女性は「オープンを楽しみにしていました。ムーミンのキャラクターたちに会えて幸せな気持ちになりました」と話していました。
ムーミンのテーマパークは、北欧のフィンランドに続いて世界で2つ目で、運営会社では年間100万人の来場者を見込んでいます。