ローマ・カトリック
教会のフランシスコ
法王に
謁見した
人たちが
法王の
右手の
指輪に
口づけをしようとして
次々に
拒まれる
動画がインターネットで
拡散し、
その行為をめぐって
議論が
起きました。インターネットで
拡散した
動画は、
今月25
日にローマ・カトリック
教会のフランシスコ
法王がイタリア
中部のロレートを
訪問した
際に
撮影されました。
映像では、フランシスコ法王に謁見した人たちが1人また1人とひざまずいて右手の指輪に口づけをしようとするたび、法王がすれすれのところで右手を引っ込めて拒んでいます。
法王の指輪への口づけは、カトリックの慣習で敬意や忠誠を表す行為だとされていることから今回の行為は議論を呼び、ツイッターなどには「法王は潔癖症なのではないか」という声が相次ぎました。
さらにローマ・カトリック教会の保守派の一部からは「憂慮すべきだ」とか、「キリストの代理であることを望まないなら退任せよ」といった厳しい批判もあがりました。
こうした中、法王庁の報道官は28日、記者団に対して「理由はとても単純で、衛生上の観点だ。信者のためだ」と述べ、法王には大勢の信者が同じ場所に口づけすることで感染症が広がることを防ぐねらいがあったと説明し、理解を求めました。