アメリカの
トランプ大統領は
中東のホルムズ
海峡で、イランの
無人機がアメリカの
艦艇に
接近したため
撃墜したと
発表しました。
6月には
アメリカの
無人偵察機がイランに
撃墜された
事件もあり、
緊張がさらに
高まることが
予想されます。
トランプ大統領はホワイトハウスで、18
日、ホルムズ
海峡で
アメリカの
強襲揚陸艦、「ボクサー」にイランの
無人機が
およそ900
メートルの
距離まで
接近したため、
撃墜したと
発表しました。
国防総省は、「ボクサー」は現時時間の午前10時ごろ、ホルムズ海峡周辺の公海上を航行中だったとしていてトランプ大統領は「無人機は繰り返し警告したのに無視し、安全を脅かしたため防衛措置をとった」と主張しました。
そして、「公海上を航行する船に対する、イランの挑発的で悪意ある行動の中でも最新のものだ」と述べ、各国にイランの行動を非難するよう求めました。
そのうえで「ホルムズ海峡を通る船を各国が守り、将来的にはわれわれと取り組むよう求める」と述べ、アメリカ政府が海峡の安全確保に向けて結成を検討している有志連合への参加を改めて各国に呼びかけました。
ホルムズ海峡周辺では、タンカーが相次いで攻撃される事件が起きてアメリカがイランによる犯行だと主張しているほか、6月にはアメリカの無人偵察機がイランに撃墜された事件もあり、緊張がさらに高まることが予想されます。
イラン外相“無人機失ったという情報ない”
これについてイランのザリーフ外相は18日、訪問先のニューヨークの国連本部でグテーレス事務総長との会談の前に記者団に対して「無人機を失ったという情報は持ち合わせていない」と述べました。