日本新聞: 「生活道路」法定速度時速30キロに引き下げ決定再来年9月から

「生活せいかつ道路どうろ」法定ほうてい速度そくど時速じそく30キロに引き下ひきさげ決定けってい再さい来年らいねん9月つきから

Jul 23, 2024 11:07

Furigana

住宅じゅうたく地ちなどにあって道幅みちはばも狭せまいいわゆる「生活せいかつ道路どうろ」では、これまで、最高さいこう速度そくどの標識ひょうしきなどがある区間くかんを除のぞき、車くるまは時速じそく60キロまでの走行そうこうが可能かのうでしたが、政府せいふは、再さい来年らいねん9月つきから、生活せいかつ道路どうろでの法定ほうてい速度そくどを時速じそく30キロまで引き下ひきさげることを23日にちの閣議かくぎで決定けっていしました。

一般いっぱん道路どうろでの車くるまの法定ほうてい速度そくどは現在げんざい、道路どうろ交通こうつう法ほうの施行しこう令れいで、「時速じそく60キロ」と定さだめられています。

住宅じゅうたく地ちや商業しょうぎょう地ちにあって道幅みちはばも狭せまいいわゆる「生活せいかつ道路どうろ」でも、区間くかんを指定していして最高さいこう速度そくどを設もうける標識ひょうしきや標示ひょうじがある場所ばしょをのぞき、時速じそく60キロまでの走行そうこうが可能かのうになっています。

3年ねん前まえに最高さいこう速度そくどの標識ひょうしきなどがなかった千葉ちば県けん八街やまち市しの道路どうろで飲酒いんしゅ運転うんてんのトラックが児童じどう5人にんを死傷ししょうさせる事故じこが発生はっせいするなど、歩行ほこう者しゃや自転車じてんしゃの安全あんぜん確保かくほが課題かだいになっていましたが、生活せいかつ道路どうろに標識ひょうしきや標示ひょうじをくまなく設置せっちするには、財政ざいせい面めんの限界げんかいもありました。