市によりますと延焼はほぼ食い止められているということで、鎮圧に向けて自衛隊や消防が連携して残った火を消す作業を急いでいます。今月21日に足利市西宮町で発生した山火事は27日、午後6時の時点で、およそ106ヘクタールが焼けました。
市によりますとこれまでの消火活動で延焼はほぼ食い止められているということで28日朝、自衛隊がヘリコプターによる消火活動を再開したほか、消防も午前中から山に入って消火活動にあたっています。
市はいまも現場周辺の合わせて305世帯に避難勧告を出していて、市内3か所に設けられた避難所には、28日午前9時の時点で合わせて5世帯7人が避難しているということです。
これまでに火事によるけが人はいませんが、山中にある木造の神社の建物が全焼しました。
市の危機管理課によりますと目視による確認で山から出ている煙の量はきのうに比べてさらに少なくなっているということです。
市は地上での消火活動に力を入れることにしていて、県内の消防からの応援部隊を増やすなどして、鎮圧に向けて残った火を消す作業を急いでいます。