個人の
財布や
企業の
金庫の
中など、
市中に
出回ったまま
年を
越すお札の
総額は118
兆円あまりと、11
年連続で
過去最高を
更新しました。
新型コロナウイルスの影響で、景気の先行きに不透明感が強まる中、手元にお金を置いておく個人や企業が増えているとみられます。日銀がまとめたお札の発行残高によりますと、個人の財布や企業の金庫の中など、市中に出回ったまま年を越すお札の総額は118兆3282億円となりました。
1年前と比べておよそ5%増え、11年連続で過去最高を更新しました。
日銀による大規模な金融緩和で低金利が続き、金融機関にお金を預けてももらえる利息が少ないことに加え新型コロナウイルスの影響で景気の先行きに不透明感が強まる中、手元に厚めにお金を置いておきたいという個人や企業が増えていることが背景にあると見られます。