日本新闻: フィギュアGPファイナル女子シングル三原舞依が初優勝

フィギュアGPファイナル女子じょしシングル三原みはら舞まい依よが初はつ優勝ゆうしょう

Dec 11, 2022 08:12

Furigana

フィギュアスケートのグランプリファイナルは10日にち、女子じょしシングル後半こうはんのフリーが行おこなわれ、前半ぜんはん2位いの三原みはら舞まい依よ選手せんしゅが持ち味もちあじの安定あんてい感かんある演技えんぎで逆転ぎゃくてんし初はつ出場しゅつじょうの大会たいかいで初はつ優勝ゆうしょうを果はたしました。

3年ねんぶりに開催かいさいされているグランプリファイナルは10日にち、イタリアのトリノで女子じょしシングル後半こうはんのフリーが行おこなわれました。

前半ぜんはんのショートプログラムを終おえて2位いの三原みはら選手せんしゅは冒頭ぼうとうのダブルアクセルを決きめると続つづく3つのジャンプを落ち着おちついて決きめました。

後半こうはんはダブルアクセルからの連続れんぞくジャンプで2つめの3回転かいてんトーループが回転かいてん不足ふそくと判定はんていされたほか、3回転かいてんジャンプで転倒てんとうし、2回転かいてんとなりました。

それでも、3つのスピンやステップシークエンスでは最高さいこう評価ひょうかのレベルフォーを獲得かくとくするなど持ち味もちあじの安定あんてい感かんある演技えんぎでまとめフリーは133.59、合計ごうけい208.17で逆転ぎゃくてんし、初はつ出場しゅつじょうの大会たいかいで初はつ優勝ゆうしょうを果はたしました。

前半ぜんはん首位しゅいの坂本さかもと花織かおり選手せんしゅは2本ほんのジャンプで回転かいてんが抜ぬけたほかスピンでもレベルを取とりこぼすなどミスが続つづき、フリーは自己じこベストからおよそ40点てん低ひくい116.70、合計ごうけい192.56で5位いでした。

前半ぜんはん4位いの渡辺わたなべ倫りん果はて選手せんしゅは冒頭ぼうとうのトリプルアクセルが回転かいてん不足ふそくと判定はんていされほかジャンプで転倒てんとうもありましたが、集中しゅうちゅう力りょくを切きらさずに滑すべり切きり、フリーは123.43、合計ごうけい196.01で4位いでした。

2位いはアメリカのイザボー・レビト選手せんしゅ、3位いはベルギーのルナ・ヘンドリックス選手せんしゅでした。

三原みはら「感謝かんしゃの思おもいを込こめたいと滑すべった」

女子じょしシングルで初はつ優勝ゆうしょうを果はたした三原みはら舞まい依よ選手せんしゅは「コーチにはグランプリファイナルもしっかりねらっていこうと言いっていただいたが、自分じぶんのなかでは今いままでなかなか表彰台ひょうしょうだいにあがれなかったこととか苦くるしかったことのほうが頭あたまにあったので、実現じつげんできると思おもっていなかった。ただただ練習れんしゅうしてきたことを全部ぜんぶ出し切だしきることを大切たいせつに、スケートができる喜よろこびを表現ひょうげんしたい、感謝かんしゃの思おもいを込こめたいと滑すべっていた」と落ち着おちついた様子ようすで振り返ふりかえりました。

そのうえで「きょうの失敗しっぱいでは、転倒てんとうした最後さいごの3回転かいてんループが目立めだつが、演技えんぎの終盤しゅうばんから右足みぎあしがきつくなっていたのが正直しょうじきな理由りゆう。全部ぜんぶが全部ぜんぶ、完璧かんぺきではなかったのでレベルアップしたい」と今後こんごを見据みすえていました。

また同おなじ兵庫ひょうご県けん出身しゅっしんで幼おさないころから競い合きそいあってきた坂本さかもと花織かおり選手せんしゅの存在そんざいについて問とわれると、「『かおちゃん』の頑張がんばりを一番いちばん近ちかくで見みてきた。ダイナミックなジャンプやパワーのすごいところ、毎年まいとし新あたらしくなるプログラムでもしっかり自分じぶんの色いろに染そめていくのを間近まぢかで見みるのが大好だいすき。出会であって長ながくなるが、初はじめてグランプリ大会たいかいに一緒いっしょに出でることができて今回こんかいすごくうれしかった」と笑顔えがおを見みせていました。

坂本さかもと「地ちに足あしがついていない状態じょうたい」

ミスが相次あいつぎ、5位いに順位じゅんいを落おとした坂本さかもと花織かおり選手せんしゅは「きょうはずっと地ちに足あしがついていない状態じょうたいだなと感かんじた。この結果けっかを受け入うけいれるしかない。すぐに全ぜん日本にっぽん選手権せんしゅけんが迫せまっているのでそれに向むけて切り替きりかえて前向まえむきにできたらいい」と厳きびしい表情ひょうじょうで話はなしました。

また、不調ふちょうの要因よういんについては「精神せいしん面めんと技術ぎじゅつ面めんの両方りょうほうかなと思おもっている。気持きもち的てきにも途中とちゅうから体からだの動うごきが鈍にぶいなと思おもいながらやってて、気付きづいたら終おわったという感かんじなので、そういうことはこれっきりにしたい」と話はなしていました。