冬を迎え深刻なガス不足の懸念が高まるなか、EU(ヨーロッパ連合)首脳会議は、ロシア産ガスの代替先の確保について本格的に検討する方針です。
ロイター通信が入手したEU首脳会議の草案では、ガスの共同購入に向けて迅速な行動を起こし、長期契約を視野に入れた信頼できる供給先を探す必要性を指摘しています。
草案は15日から開催するEU首脳会議で議論する見通しです。
ロシアはヨーロッパにとって最大のガス供給国でしたが、2月のウクライナ侵攻以来、供給のおよそ8割を削減し、冬を見据えたガス供給の確保が大きな課題となっています。