奈良県河合町にある
国の
史跡、
大塚山古墳で、
古墳が
荒らされて
埴輪2
体が
持ち出され、
そのうち1
体が、
接着剤でつなぎ
合わされた
痛々しい
姿で
古墳に
戻っていたと、
町が
発表しました。
警察が
文化財保護法違反の
疑いで
捜査しています。
河合町の
教育委員会によりますと、ことし4
月下旬、
大塚山古墳で、
穴が
掘られて
高さ40
センチほどの
円筒埴輪2
体が
持ち出されているのが
見つかりました。
その4日後に、現場で1体の埴輪がバラバラの状態で見つかり、さらに、およそ1か月後の先月下旬、もう1体が接着剤でつなぎ合わされた痛々しい姿で古墳に戻っていたということです。
河合町では国や県に報告し、接着剤でつなぎ合わされた埴輪は秋に町のイベントでそのままの形で展示する方針です。
大塚山古墳は、ふだんから近所の人などが頻繁に訪れているということですが、警察によりますと、防犯カメラには不審な人物は映ってなく、目撃情報もないということです。
警察は何者かが古墳を荒らしたとみて、文化財保護法違反の疑いで捜査しています。