警察官が現場に駆けつけたところ、住宅地の高台の崖のようになっている場所で、重さおよそ13トンのクレーン車が倒れて逆さまの状態になっていたということです。
運転手は自力で脱出し、けがはありませんでした。
警視庁によりますと、クレーン車は当時、工事現場にあったショベルカーを高台に引き上げる作業をしていて、その重みでバランスを崩したとみられるということです。
およそ8時間がたっても撤去作業は始まっておらず、北区によりますと、この影響で周辺の10世帯余りがホテルなどに避難しているということです。
区では16日夜から作業を始めることにしていますが、現場は住宅が密集し道が狭いことなどから、撤去には時間がかかる見通しだということです。
また、地元の町会の副会長を務める江藤澄義さん(78)は「けが人がいなかったのはよかったものの、避難していて自宅に戻れない住民もいます。一刻も早く復旧してほしい」と話していました。
現場近くの住民