アメリカで「
電子たばこ」との
関連が
疑われる、
呼吸器系の
病気が
相次いで
報告されていることについて、アメリカの
保健当局は、
病気の
原因が
解明されるまですべての
電子たばこの
使用を
控えるべきだという
認識を
示しました。
アメリカのCDC=疾病対策センターによりますと、「電子たばこ」と関連が疑われる呼吸器系の病気の報告はこれまでに530件にのぼり、9人が死亡しています。
こうした中、CDCのシュキット副所長が24日、議会下院、監視・政府改革委員会の公聴会で証言しました。
この中でシュキット副所長は「報告の件数は日に日に増えている」と述べ、電子たばことの関連が疑われる病気の報告は、今後も大幅に増加するという見通しを明らかにしました。
そして、CDCでは100人以上の職員が調査にあたっているものの、病気の原因の特定にはかなりの時間がかかるとしたうえで「現時点ではすべての製品に注意を払うべきだ」と述べ、病気の原因が解明されるまですべての電子たばこの使用を控えるべきだという認識を示しました。
電子たばこをめぐっては、トランプ政権が今月、若者の間で特に人気が高い香り付きの電子たばこの販売を禁止する方針を明らかにするなど規制の動きが出ています。