アメリカの地質調査所によりますと、24日パキスタン北東部のミルプールの近くで地震があり、震源の深さはおよそ10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは、5.6と推定されています。
パキスタンの国家災害対策局によりますと、この地震で、震源に近い地域では450棟以上の住宅が倒壊するなどの被害が出ていて、これまでに38人の死亡が確認され、600人以上がけがをしたということです。
ミルプールはインドと領有権を争うカシミール地方でパキスタン側が実効支配をしている地域にあります。
パキスタンの首都イスラマバードにある日本大使館によりますと、これまでに日本人が被害を受けたという情報は入っていないということです。
被災地では、依然、住民ががれきの下に取り残されている可能性もあるとして、軍の部隊が救助活動にあたるとともに、被害状況の確認を急いでいます。